管理栄養士が機能性表示食品を実際に食べてレビューします

管理栄養士が機能性表示食品を実際に食べてレビューします

キノウノミカタ キノウノミカタ

専門家に聞きました!

キノウノミカタでは、管理栄養士、公衆衛生学修士、医師などの専門家や、機能性表示食品や健康食品の識者の方にインタビューし、みなさんが普段、疑問に感じていることを、直接聞いてみたいと思います。

main_image

vol.2 機能性表示食品の効果について、ズバっと質問!

今回も、ライター富田が、健康食品ビジネスコンサルタントの武田猛さんに、機能性表示食品ついてお話を伺いました。今回のテーマは、きっと皆さんが1番興味のある“効果”に関してです。

―― 機能性表示食品は、本当に効果があるの?
 消費者庁のホームページにある届出情報には、商品の対象者が書いてあります。そこに書いてある対象者と同じ条件なら、同じような効果が期待できます。例えば、届出表示の対象には「便秘気味の女性」と書かれてあると、男性に同じような効果があるかどうかはわかりません。ホームページにある届出表示を見て、自分に当てはまるかどうかをチェックことが大切ですね。

―― ふつうのサプリより、機能性表示食品のサプリの方がいいの?サプリに違いは?
 機能性表示食品のサプリメントには、成分の安全性や他の薬との飲み合わせ、またどんな工場で作られているのかという情報まで、一般の人にもわかるようにすべて公開されています。そうではないサプリメントには、同じような情報がホームページで公開されているとは限りません。また、商品が本当に安全かどうか確認されているかもわかりません。

―― では機能性表示食品をたくさん摂ると、効果もさらにアップする?
 例えば内臓脂肪を減らす商品を食べ、内臓脂肪を減らすサプリメントを摂ったとしても、内臓脂肪がグーンと減るわけではありません。むしろ摂りすぎると、健康に悪影響がでることもあります。機能性表示食品の場合は、パッケージにある1日に摂取する目安量や摂取方法を、必ず守りましょう。

image

―― 同じ成分の入った機能性表示食品なのに、価格差が!高い方が、効果アリ?
 商品の価格は、販売するメーカーや商品の販売方法によってちがいます。また商品が飲料なのか、ヨーグルトなのかによっても、価格は変わります。同じ成分、同じ量が入っているものなら、効果は変わりません。商品パッケージから商品1gあたりの価格を計算すると、判断しやすくなりますよ。

―― 生鮮品の機能性表示食品を見つけました。これは、産地が違っても効果は同じ?
 例えば、みかんの場合。同じ成分が含まれているなら、産地がちがっても同じような効果があります。ただし生鮮品は、産地や収穫時期が変わると、成分が含まれている量も変わります。また成分の機能がしっかり発揮できる、正確な量もわかりません。生鮮品の機能性表示食品の届出表示を見て、判断するといいですね。

―― 広告には「疲労」の文字!機能性表示食品は、どんな疲れにも効く?
 例えば広告に「疲労」という文字が書いてあると、あらゆる疲れに効く商品に見えるかもしれません。これもまず届出表示を見て、どんな対象者のどんな疲労に効果があるのかをチェックしましょう。機能性表示食品は、あくまでも食べものです。慢性的な疲労は病気なので、早く病院で治療をした方がいいですよ。
(次回に続く)

取材・文 富田チヤコ

次回(vol.3)は、「機能性表示食品の“機能性”を深掘り!」
前回(vol.1)は、「機能性表示食品、情報の“透明性”は世界初!」