管理栄養士が機能性表示食品を実際に食べてレビューします

管理栄養士が機能性表示食品を実際に食べてレビューします

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専門家に聞きました!

キノウノミカタでは、管理栄養士、公衆衛生学修士、医師などの専門家や、機能性表示食品や健康食品の識者の方にインタビューし、みなさんが普段、疑問に感じていることを、直接聞いてみたいと思います。

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vol.3 機能性表示食品の“機能性”を深掘り!

こんにちは。ライター富田です。今回は、機能性表示食品の“機能性”たる所以を健康食品ビジネスコンサルタントの武田猛さんに伺いました。“機能性”を謳うには、“科学的根拠”なるものが必要とのことです。

―― そもそも科学的な根拠とは、どういうもの?
 機能性を評価する方法には2つあり、1つは最終製品を使った臨床試験。もう1つは、裏付けとなる科学的な根拠を文献で調査するものです。これは、システマティックレビューとも言われています。1つの機能性成分について、同じような研究手法や対象者で行われた複数の研究論文を分析していくと、効果があるという結果もあれば、効果がないという結果も出てきます。これをトータルで判断して、「機能性がある」と認められるかどうかを検討するのが、システマティックレビューです。

―― 科学的根拠はどこを見ると書いてあるの?
 一般の人には難しいかもしれませんが、機能性表示食品の場合はホームページにこうした情報がしっかり書かれています。パッケージに書かれてある機能がよくわからないときは、消費者庁のホームページを見ると参考になりますよ。


―― 最後に、これからはどんな機能性のある食べものが増えますか?
 トクホには、11種類しか機能性が許可されていません。ところが機能性表示食品は、私たちが分類するとたった1年足らずで23種類の機能性がありました。特に睡眠に関するものが多いですね。あとは広告。これまでは書けなかった「抗酸化力」という言葉も、広告で使えるようになりました。これからは、トクホでは認められていない新しい機能性のある食べものが、もっと増えてくるかもしれません。

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―― ちなみに、武田さんが注目する機能性関与成分は?
 例えばイソフラボン。大豆もやしのほかにも、葛の花から由来しているイソフラボンもありました。これまであまり知られてこなかった由来の成分だったので、驚きましたね。パッケージにも由来している原料名がしっかりと書かれているので、チェックしてみてください。


―― ズバリ!機能性表示食品を選ぶときのポイントは?
 最終的な製品で評価されたものなのか、それとも商品に含まれている成分を評価したものか。詳しい情報を確認してから、選んでほしいですね。広告をパッと見た印象だけで、すぐに効果があると思い込まないことが大切です。
 また商品のパッケージには、必ず届出表示があります。さらに消費者庁のホームページには、試験対象者の年齢、性別、体の状態もきちんと書かれています。これが自分とあっているのかを確認することを、忘れないでほしいですね。食品安全委員会のホームページでも、「いわゆる健康食品に関するメッセージ」が公開されています。健康食品に関して、何をどう食べたらいいのか迷った時は、このメッセージも参考にしてください。

取材・文 富田チヤコ

前回(vol.2)は、「機能性表示食品の効果について、ズバっと質問!」